高校時代に3年間に受けた”ナイキ縛り”から考える「好き」とは?

ナイキ縛り
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Hola!
あき(@lyonxyloto)です。

タイトルの通り、僕は高校時代のサッカー部で
3年間”ナイキ縛り”を受けていました。

こんな変な慣習があったのです。

人は選択肢が限られると同時にものすごく好きになるか
すごく嫌いになるかのどちらかになると学びました。

”ナイキ縛り”とは??

ナイキ縛り
文字通りスポーツブランドのナイキ(NIKE)以外のものを身につけてはいけない。
こんな縛り、制限が僕らの高校サッカー部には当時存在しました。

ナイキのウエアを着てナイキのスパイク、トレーニングシューズを履き、
ナイキのバッグを使用しなさいというもの。

要はサッカーシーンで身につけるアイテムは全てナイキにしろ!ということです。

母校は中京大学附属中京高等学校。
いわゆる中京大中京。僕はここのサッカー部でした。

僕が中学生のころ、現在プロサッカー選手の伊藤翔選手(横浜F・マリノス所属)が
中京大中京にいたころにはすでにサッカー部のユニフォームはナイキになっており、
おそらく当時の監督からブランドは決まっていたと思います。

なぜ”ナイキ縛り”があったのか?

当時僕らの高校、中京大中京は当時の監督や
伊藤翔選手がナイキと契約していたため、
冬の高校サッカー選手権大会の常連校(今もそうと願いたい)で
冬の高校サッカー選手権大会に出場すれば登録メンバーはナイキグッズが支給されることになっていました。

だからその恩に感謝してナイキのアイテムを日々着用するという監督の決まりだった。
僕が高校入学時には前年まで3年連続で冬の選手権に出場しており、
毎年ナイキグッズの提供を受けていました。

サッカーをやっていた人なら高校サッカー部生活なんて人生で一番サッカーに熱中する時期です。
アディダスやプーマのスパイクが履きたい、このブランドの練習着が欲しい・・・
試したい欲出まくりの時期に僕はナイキしか着るな、履くなとなってしまったのです。

高校入学当初に買ったアンブロのエナメルバッグ、ミズノのスパイクは一瞬でお蔵入りとなりました。
すごい悲しかった。
高校のときのスポーツアイテムなんてお年玉で買うか、親におねだりするしかないワケですよ。
強豪校のサッカー部に入ってしまったらアルバイトなんて1ミリもできません。

急遽、自分のスパイクやサッカーウェアにナイキへの大転換を図ったんです。

スパイク

いきなりスパイクをナイキにしろと言われてもすぐに馴染むことはできませんでした。
サッカーをやっている人なら共感してもらえると思うんですが、ナイキって「細い」イメージがあって
見事に細いスパイクばかりなんですよね。

クリスティアーノ・ロナウドが履いてた「マーキュリアル・ヴェイパー」はスーパー細くて足が窒息しそうでした。
足の裏がつります。
無理やり履けば、靴ズレが起こります。


マーキュリアルシリーズなんて日本人の足には不向きです。。

なんとか足幅の広い僕が履けたのは「ティエンポ」。
当時、ピルロやロナウジーニョは履いていたシリーズ。

履けるんですが、完全にフィットしないというかマッチしてはいませんでした。
大げさかもしれませんが足だけ、3年間強制収容所に入れられた感覚です。

ウェア

今はどうか知りませんが中京大中京は私立校のため、当時の監督は学費を考慮して
サッカーウェアやユニフォームの一斉購入はしないように取り計らってくれていました。
そのため、ユニフォームはレンタル。(サッカー部で買って、代々引き継ぎ)

なので普段の練習のためのウェアは自分でナイキのものを買わなくてはなりません。
冬になれば、ウィンドブレーカー、ネックウォーマー、グローブも必要になります。

特例として、中学のクラブチーム時のウェアは認められていました。
しかし、僕は中学の部活出身なので練習着なんて体操服です。

そんなんとてもじゃないけど着られません。全部買うことになりました。

”ナイキ縛り”でどうなったか?

結果、ナイキを偏愛するようになりました。
今まで好きでも嫌いでもなく、なんとも思っていなかったブランドが
それしか身につけるなと言われれば、好きか嫌いかのどちらにならざるを得ません。

他のサッカーブランドのアイテムは、もう情報として遮断するようになりました。なぜなら他のブランドを買ったところで部活で使えないし、使う機会がないからです。


サッカー部なんて1年365日の中で320日ぐらいはサッカーしていますから、
サッカー以外でのスポーツシーンは体育の授業だけです。授業は体操服、ジャージがあるので全く他のブランドは不要となります。

よってナイキにめちゃくちゃ詳しくなるワケです。
3年間ナイキのスパイクしか履けないから全モデルわかるようになります。

ナイキのサッカーウェアも鬼詳しくなります。

3年間、暇さえあればスポーツショップでナイキのスパイクを履いてやウェアを試着していますから
どっかのスポーツライターよりナイキに関しては説得力のあるコメントができていたと言っても過言ではありません。

代表チームやクラブチームでナイキ仕様のものもすかさずチェックしていました。
ちょっとインテルやマンUのロゴの入ったプラクティスパンツやウェアを買ったり、とにかく「ロゴ」があるものを欲しくてたまらなくなったのです。


3年間の部活動が終わったときには、部活動の縛り(毎朝のミーティング、毎日の練習、試合の準備)からの呪縛とともにナイキの呪縛から解けた解放感は肩の荷がドサッと下りたような感覚でした。

「もうナイキにこだわらなくていいんだ」
「他のブランドのスパイク、ウェアが着れる!」

そんな反動があったんですが、3年間のナイキ縛りによって受けた感覚はやはり特別なもので今でもナイキを欲してしまう自分がいます。
もう偏愛というか変態の境地です。

サッカー部の中にはこれでナイキをもう一生身につけなくなった人も同時にいることでしょう。
ロゴを見るだけ気持ち悪くなるようなパターンも否定できません。

来る日も来る日もナイキ、ナイキ。
ナイキしか触れられない。

ナイキが好きになりすぎた僕は
ある制限された枠組みの中でしか選べないとその枠組み内のものを執拗に好きになってしまった。
これは、

・狭い村のコミュニティでしか生活できない人がそのコミュニティの人と出会い、結婚する
・クラス替えのない小さな学校のクラスでカップルができる
上記のようなことと同じことなんじゃないかと思いました。

選択肢が全くなく、常に視界に入る環境にしばらくいると偏愛するか、その呪縛が解けたあと
極度に拒絶するかどちらかになります。

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ABOUTこの記事をかいた人

aki

ブログ「ワクワク-WacWac-」を運営。 常にワクワクを求めて。 スペイン語圏を行ったり来たりしています。 高校サッカー時代に過ごした部活から プロ選手が誕生したのを機に海外に興味が出る。 大学時代にスペイン語とバックパッカーにハマり、 訪れた国は32か国。 オセアニア、中央アジア、中欧、西欧、南米を周遊。 メキシコ駐在経験やスペイン滞在、スペイン語情報を中心に発信しています。