Hola!!あき（@lyonxyloto）です。
僕は大学生のときにスペイン留学で現地のザラにベタ惚れしてしまい、
そこからザラの商品、お店の雰囲気にハマってしまいました。
日本のZARAで2年働いた経験と
バックパックでさまざまな国のザラを見てきた僕が
普段の営業、セール時がどのようなものか解説します。
メキシコシティ セントロのZARA
ザラは、スペイン北部のガリシア地方を本拠地とするアパレルメーカー、
インディテックスが扱うブランドの1つです。インディテックスは経済危機もものともしないスペイントップの一部上場企業。
ザラ以外にも少し高級路線のマッシモ・デュッティや、
若者向けカジュアルのベルシュカ、
下着専門のオイショーなど7つのブランドを擁します。ザラはその中でも売り上げの中心的存在。
コストパフォーマンスの良さは大手メーカーならではでしょう。
（参照： https://allabout.co.jp/gm/gc/402754/より）
みなさんも一度は目にしたことのあるザラのサブブランドについては以下になります。
ZARA TRF
ZARA TRF（ザラ・トラファ）とはトラファルック (Trafaluc) の略称であり、
他のラインと比べカジュアルルックを意識したモードを展開している。ZARA basic
ZARA basic（ザラ・ベーシック）はザラの考え方を踏襲し、
スタンダードなラインを展開している。
特にコートは幅広い商品が用意されている。ZARA WOMAN
ZARA WOMAN（ザラ・ウーマン）は世界4大コレクションの中から
エッセンスを抽出し、洗練された大人のモードを意識した商品を展開している。
他のラインと比較して高価格帯であるが、愛好者は多い。
（参照：Wikipedia より）
ご存知の通り、世界的にも有名なファストファションブランドです。
日本でもさまざまなモデルの方が着用しており、
人気の高さが伺えます。
ちなみにスペイン語読みだとZはサ行なので
スペイン語圏では「サラ」と呼ばれます。
ザラはスペイン語圏以外での呼び名になります。
普段（セール外）
アルゼンチン ブエノスアイレスのZARA
なのでこれらの日にZARAへ行くと少しお店のレイアウトが変わっています。
「New Collection」と出ているところが新商品です。
毎週月曜と金曜はスタッフが朝早くから新商品準備を行っています。
そう、午前から入るスタッフは大忙しなのです。
また、店舗間移動によって
月曜や金曜でなくともその店舗に今まで置かれてなかった商品や
すでに売り切れたものが他店舗の在庫を集めて再び陳列することがあります。
これは各店舗の売上傾向や客数によって仕入れる商品を変えています。
Aの店舗にはダウンジャケットが売れているからもっと在庫を投入しよう。
Bの店舗にはダメージデニムが売れているから他のダメージデニムも投入しよう。
そんなZARAの戦略があります。
そういえば日本で働いていた時、友人や知人から「ZARAの店員は冷たい」と耳にしたことがあります。
決して冷たく振舞っているわけではありません。
お店の雰囲気から「冷たく見える」かもしれませんが大丈夫です。
ちゃんとお客さんの質問には答えてくれます。
店頭にサイズがないからって立ち去らないでください。
店員さんに言って欲しいサイズを言えば在庫状況にもよりますが、持ってきてくれます。
他店に在庫があって、自宅から近い店舗ないときに商品を送ってくれないか、という声はよく聞きますが
ZARAはお客さんのために店舗間の配送を行っていません。
自分の足で他店へ行くかオンラインショップで購入しましょう。
ショーウィンドーや店内のマネキンの着た服が欲しい。
でも店内にない。。
問題ありません。マネキンを脱がして
試着、購入することができます。
返品、交換は？
生地についてあるタグで商品を読み取るので
問題ないです。
通称、内（うち）タグと呼ばれます。
内タグは切ると返品対象外。
バーコードで商品を読み取れなくなるからです。
オンラインショップで購入したものも近くの店頭で返品できます。
返品条件は上の条件に加えて同梱された書類と箱も持参しましょう。
お直しは？
パンツサイズやジャケットのサイズ調整は店頭で
頼むことができます。
裾直し シングル、ダブル700円-。（1週間要）
スペインだと5ユーロなので世界中どこも同じくらいの価格ですね。
ジャケット肩から調整なら5,400円
仮切羽1,500円
となります。
セール！Rebajas！
コロンビア カリのZARA
ZARAのアプリをスマホにダウンロードしておけばセール開始時にちゃんと通知してくれます。
メキシコでZARAのアプリをインストールしたらちゃんと通知がきました！
赤のポップが立っているのが
セール品になります。
コロンビア カリのセール時
写真はコロンビア、カリのZARAです。
通貨が違うので日本人からするとえ！？っと思う桁数です。
時期が経つにつれて、徐々にセールエリアが狭まり、新商品orシーズンもののエリアが増えていきます。
セール時にマネキンが着ているSALEのTシャツは非売品です。
あれがよく欲しいと言われますが売りものではないです。
あのTシャツが商品化されればかなり売れると思う。。。
僕も欲しい。。
ここでも返品は未使用、購入から１ヶ月以内、レシートあり
内タグ（服なら生地に縫ってあるもの）を切り取ってない。
でないと不可です。
セール商品は基本的に店頭に出ているものだけ
というのがほとんどです。
気になるものがあれば、スタッフに聞いてみるものいいでしょう。
値段設定としてそこまで高くないのもZARAの魅力です。
アプリでどの店頭にどのサイズが残っているかは
チェックできるので試着するときにもアプリは欠かせません。
これは海外でもできます。
店頭で商品を預かることもできますが1週間のみです。
欲しいものがあればすぐに買った方がいい
セールになる頃にはS,Mのサイズの服やパンツはほぼ
売り切れになっていることが多いので
店頭に並んだらすぐ買うことをおすすめします。
モデルや芸能人がインスタであげるような商品は
セールまで残っていることはまずありません。
なぜか？
これはZARAの販売戦略に現れています。
一般的なアパレルの流通だとデザインから店頭に並ぶまでに
約6ヶ月も時間がかかります。
しかし、ZARAは最初の提案商品と原材料の準備には2ヶ月かかるものの、自社にデザインと製造機能を持っているため、店頭に出ている提案商品の動向と顧客の反応を見て、すぐに追加を作ることができます。
最低限の在庫を持ちながら、需要と供給に合わせて即座に対応できることで
ベストプライスで提供できるというわけ。
ZARAの服やパンツのタグを見てみてください。
ポルトガルやモロッコ、ルーマニアなどスペインから比較的近いところで生産されているのものばかりです。
これはスピードと市場の動向にすばやく対応できるZARAの特徴です。
「うわ〜これ欲しい！」と思ったら即決です！
再入荷なんてどこの店舗にされるかなんてわからないですし、セールになったら買おうなんてかなり難しいです。
人気商品であれば通常価格のときすでに売り切れてしまいます。
斎藤孝浩さん著の『ユニクロ対ZARA』で、さらにZARAの歴史や販売システムついて深く知ることができます。
仮縫いって知っていますか？
ザラのパンツやジャケットには、ポケット部分が縫われていて開かないポケットというのをザラで洋服を買ったことのある方なら一度は感じたことがあると思います。
この開かずのポケットは店員の間では「仮縫い」と呼ばれています。
（僕が店員の時はその店舗の全てのスタッフが”仮縫い”の存在を知っていました。）
しかし、なぜ「仮縫い」があるのかは不明です。。
でもご安心ください。開けられます！
ポケットの穴がふさがっている部分を開いて、糸切りバサミで縫い目を切るだけです。
切る前に裏地はちゃんとポケットがあるかどうか確認してください！
そして、裏地を確認しながらポケットとは別の縫い目を切らないようによく確認してください。
仮縫いのところだけを切れば、ちゃんとポケットとして使えるようになります。
黒やネイビーのパンツは縫い目がわかりづらいですが、パンツによってはパンツカラーと別のカラーの糸で縫われていることがあるので
どこを切ればいいかわかりやすいと思います。
自分で誤った切り方をしてしまうと、取り返しがつきませんので注意してください。
では！！ぜひショッピングを楽しんでください！
