Hola!!あき(@lyonxyloto)です。
1年半メキシコに駐在しておりまして、その期間の終盤にメキシコシティ南部を旅しました。
この街はサンクリストバルデラスカサス(以下、サンクリ)という超名前の長い街で
コーヒーで有名なチアパス州に位置します。
僕は4月にキューバのハバナを旅行した際に出逢った旅人りょうくん(@ReySuperTramp)の話をキッカケにこの街に来たのであります。
サンクリここはサラリーマンよりも自営業者が多い街なのです。
スーツ姿のメキシコ人はほぼ見かけません。
(銀行員くらいしかスーツ着ないんじゃなかっていうほど)
僕の住んでいたグアナファト州とは全く違う街の雰囲気を感じます。
何というか、自分からみんな何かを発信するようなアーティスティックな雰囲気です。
僕が暮らしたグアナファト州では高度経済成長の真っ只中の勢いそのままに
日本企業や米国、ドイツから自動車関連企業が日に日に増えています。
この地区では会社に所属して時間を対価に給料をもらうという人が街の大半である印象です。
ぶっちゃけメキシコシティを境に
日本人の生活タイプが異なる。以南はバックパッカーが多め🚶🏻♂️
シティ→オアハカ→サンクリ→カンクン→グアテマラ
逆ルートも含めてこのルートを旅する人がかなり多い。シティ以北はまさに駐在員地区。👨🏻💼
ケレタロ州、グアナファト州、アグアス州あたり— あき@メキシコ/スペイン (@lyonxyloto) 2018年8月2日
メキシコシティ以北ではサラリーマン多いので街の雰囲気が日本に近いです。
大きな家に住み、車を買って、家族と週末はお出かけをするように。
一方でサンクリはサラリーマンが少数派である。
ほとんどの人は自分で稼いでいる自営業者です。
この地域一帯は、みんな自分たちでお店を切り盛りしています。
いわば商売の街だ。
子供から大人まで商売をしている人が非常に多い。
靴磨き、お菓子売り、民族衣装、民族的なぬいぐるみ、革製品の販売、
アンバーのアクセサリーや果物や精肉売りなど多岐にわたります。
とにかく「自分で稼ぐ」「自分で生きていく」ということをすごく強く感じるのです。
広場に座っていると、「靴磨く?」とか「ガムいる?」とか
「この編み物はいかが?」と話しかけられます。みんな子供がやっています。
ここにくると小さい子でもみんな商売している。
「自分で生きていく」「自分で稼ぐ」というのを強く感じられる。#サラリーマンより自営業者が多い街 #サンクリ #サンクリストバルデラスカサス pic.twitter.com/FLDBvIlZO3— あき@メキシコ/スペイン (@lyonxyloto) 2018年2月25日
どうやったら学校のお友達と仲良くできるかとか、そんなんじゃなくて、
どうしたら”売れるか””生活していけるか”そんな必死さが伝わってきます。
彼らが毎日必死にもがいているのが伝わってきて、胸の中がすごい熱くなりました。
同時に「自分は毎日死ぬ気でもがいているだろうか?」
「必死になって何かをやっているだろうか?」と自問自答していました。
果たしては僕らは「自分自身でお金を稼いだことがあるだろうか?」
自営業の家庭に生まれていない人の大半は高卒、
大卒後にそのまま就職し、現在にいたるのはでないだろうか?
サラリーマンには会社の看板があるが、
その看板がなくなったら”生きていけるか”どうかがこの先すごい重要だと思う。
現在は個人の時代だ。
スマフォを手にし、SNSが発達したいま、youtuberをはじめとしてさまざまな仕事が生まれている。
個人がどれだけ魅力的かどうかが大事になる。
サンクリストバルに来ています!
穏やかで可愛い街アーティストとか商売している日本人が多い。
僕が住むグアナファト州の街とは
全然雰囲気が違ってオモシロイです✨#サンクリ #サンクリストバルデラスカサス pic.twitter.com/e24aAdSHNx— あき@メキシコ/スペイン (@lyonxyloto) 2018年2月20日
サンクリで絵を書いたり、音楽をやって頑張っている日本人の方もいて、
生き方はみんなそれぞれで正解なんてないなぁと改めて刺激を受けました。
儲かっているお店は明るい。
お店や自分が暗ければ、お客さんは寄って来やしない。
これが現地の商売を肌で感じたことです。
終身雇用が崩壊し、時代の流れともに
いつ事業縮小やリストラが起きてもおかしくない状況にあります。
この時代こそ、1円でもいいから”自分で稼ぐ”力が必要になる。
医療が進歩し、平均寿命が伸びたおかげで
100歳まで生きるおじいちゃんやおばあちゃんは珍しくなりました。
会社で60歳定年まで過ごし、そのあとの40年間を
退職金と年金でまかなえるかどうかもわからない。
(資産運用など、準備していれば話が別だが、、)
退職したあとの40年間ってぶっちゃけひまじゃね?と思うんです。
自分で稼ぐことができなければ、退職金と年金頼みだ。
うちの父親は今年で60歳だが、年金がもらえるまで5年もあるので
2年間は週3日で働くことにしたのだという。
お金が欲しいのとひまが嫌なのかもしれない。
いまからでも遅くない。まだ間に合う。
サンクリでの滞在で食っていけるスキル、個人で稼ぐが必要だとものすごい強く感じました。
サンクリは、一度滞在したら、やみつきになるぐらい非常に面白い街です!!