スペインワーホリ出発前にしておくこと備忘録ついでにまとめました。スペインに限らず、これからワーホリに行く予定がある方や長期で海外留学をする方にご覧いただければ幸いです。
この記事の目次
お金
なんと言ってもこれありきでしょう!
スペインのワーホリの残高証明は2,000ユーロ(約28万円)以上ですが、片道航空券だけしか取っていない場合はこの2倍を用意する必要があります。と言っても残高証明をクリアするのみで、もちろん60万円ほどでは到底暮らしていけません。
残高証明用の金額は3ヶ月程度の生活資金を賄う程度なので、150万以上は欲しいところです。
生活費については以下記事を書いてますので準備資金の参考にどうぞ!
確定申告
個人事業主の方は、出国までに発生した所得を申告する必要があります。
正確には準確定申告(税務署では準確)と言って、年度中に出発する際に出発前までに事業で発生した所得を申告します。
これ、あんまり情報がなかったので手探りでした。
基本的に数社ある確定申告のクラウドソフトでは、年度末にならないと確定申告ができません。
なので、所得や経費入力ができても、申告書としてweb上から申告できないし、そのフォーマットもPDFとして印刷もできませんでした。
で、最寄りの税務署の電話番号から自動転送される国税庁に問い合わせ。
と聞くと、担当者さんからの回答は、
せっかく確定申告を自宅からしようとマイナンバーカード、カードリーダーを準備していたものの、年度中のイレギュラーな申告はweb提出できず、税務署へ持っていくこととなりました。
イレギュラーだから仕方ない。。。。
受付着いて、目の前にコピー機があるのに、受付印のある申告書控えは、コピーしてくれない。
わざわざ、ハンコの申請原本を返却してもらって、コンビニでコピーしてくれって、それはないでしょ。。
あと税務署って夕方とか混み出します。朝一か昼の早い段階で行く方がスイスイいけると感じました。
転出届
1年〜長期で行くなら必ず、転出届を出しておきましょう。1月1日を起算として前年度の住民税が反映されるので、冬に出発をするなら12月中での届出を強くおすすめします。1月以降だと前年度分の住民税を払うことになるからです。
自宅ないし、契約している物件から出る2週間前から住んでいる役所に届出を出せます。
住民税の決定は毎年6月ですが、一人暮らしで日本を経つ方は届出を出しておかないと出発前の居住地に払い込み書が届いてしまします。
詳しくはMONEY PLUSさんの
6月に届く「住民税決定通知書」の見方、チェックすべきポイントは?住民税はどう決まるが分かりやすいです。
国民保険の脱退
マイナンバーカード持ってても転出届や国民保険の脱退はwebで申請できないみたい。
マイナポータルで探しても見つからず、結局、区役所へ。
もう少し便利になってほしいなぁ。。— あき@スペイン語中毒 (@akiniponea) July 30, 2021
転出届を出すと同時に市や区役所で手続きをします。マイナンバーカードからwebでできなかったのが少し残念でした。
もう少しデジタル化してほしい。。。。
保険証の返納ですが、担当者は親切にも出国するギリギリまで何が起こるか分からないので、役所で返さなくてもいいよと。
空港など渡航前の場所から保険証を役所に返送するための封筒をくれるんですが、海外に言ったら、現地で破棄してもらっていいとも。
転出届と国民保険の受付は異なるのでそれぞれ手続きが必要です。
出国前に準確定申告として申告完了。
マネーフォワードでも令和3年分の申告書は作れず、国税庁のHPから昨年度分のフォーマットから作成、印刷して税務署に持ち込むという、手間がすごいかかった。せっかくマイナンバー取得したのに、メリット全く生かせていない…あと転出届だけ。
だいぶスッキリ!— あき@スペイン語中毒 (@akiniponea) July 29, 2021
ワクチン接種&ワクチンパスポート
EUではワクチンパスポートが進みつつあり、日本もEUをモデルロールに対応していく流れになっています。
EUでワクチンパスポートの試験運用が5/10より開始。
手始めに🇪🇸🇫🇷🇩🇪🇮🇹あたりの16カ国から。いいですね。
主に電子証明で6/30からの完全運用に向けたテスト。ORコードスキャン型で無料で発行される。
偽造をなくしてEU間移動をスムーズにして今夏の観光収入を増やす狙い。https://t.co/VDs63fnUy5— あき@スペイン語中毒 (@akiniponea) May 2, 2021
コロナ禍での出国はできるだけ国内でのワクチン接種2回とワクチンパスポートを取得できれば御の字かと思います。
会社員ではないので職域接種ができず、僕は自治体か自衛隊の集団接種しか方法がありませんでしたが、
区内のクリニックで早めに打てるところを口コミで聞き、早めの接種ができました。
ワクチン1回目接種が完了!
区のクリニックにて。夕方に知り合いから聞いて滑り込み。ファイザーでした。
2回目も3週間後でギリギリ渡航までに間に合う。
クリニック側も99%在庫は確保できるでしょうとのことだったので助かります🙏🏻 pic.twitter.com/qRY6J61al6— あき@スペイン語中毒 (@akiniponea) July 12, 2021
ワクチン2回目接種完了!(ファイザー)
医者によると2回目は発熱の可能性が高いので、熱が出る前から解熱剤を飲むのがいいのだとか。とりあえず、ワクチンは間に合った!— あき@スペイン語中毒 (@akiniponea) August 2, 2021
解熱剤の事前準備が吉です!あと直後や翌日に予定を入れない方がいい。
2回目接種から6時間ぐらい経つけど、解熱剤を飲んだこともあってか、発熱はなし。気分良し。少し腕が上がらない程度。
— あき@スペイン語中毒 (@akiniponea) August 2, 2021
ワクチンパスポートげっと!
通常は1週間かかるけど即日で対応してもらえた。
2回目接種の前に転出届を出してしまい、住民票記載の住所ってものがなく、実家に送る住所もパスポートしか証明できないと伝えたら、では窓口で受付しますね、と言われて2時間くらいで発行となった。
ありがとうございます🙏🏻 pic.twitter.com/T89tCHDU2J— あき@スペイン語中毒 (@akiniponea) August 2, 2021
また、長期滞在でどうしても出国までに日本でワクチンが間に合わなければ、現地で接種するという手もあります。
🇪🇸カタルーニャ州在住の方はこちらでワクチンの予約が取れる。ちなみに27歳の現地の友人はさっき予約が取れて今週日曜の接種だそう。今月希望のみ予約で8月希望はまだ。
29歳以下の予約が始まり、
La vanguardiaいわく、一昨日21時の時点で16万人もwebに並んでいたみたい。https://t.co/KIf7MCakv0 pic.twitter.com/KHHvlvyzGk— あき@スペイン語中毒 (@akiniponea) July 2, 2021
海外旅行保険
渡航までに加入しておきたい保険!スペインのワーホリビザでは申請時にマストではないものの、いつどこで何が起こるかはわからないので契約しておきたいです。
まして僕が出発したのはコロナ禍だったので、ワクチンを打っていたとしても万が一の医療サポートをお金の心配なく受けられる状態にしておくことが望ましいと考えました。
僕はドイツのドクターヴァルターをおすすめしています。格安な上にメールのやり取りも早いです。
荷物整理
僕は東京に住んでいるんですが、地方出身なので実家で暮らしている人や実家が近いところに住んでいる人よりかは手間です。
荷物は都内の自宅そばのトランクルームを探したんですが、満室で空いてませんでした。関東圏に実家がないのですが、1年で全ての荷物を実家に送るのもちょっと。。。
僕はシェアハウスに住んでいて、家具家電は一切持っておらず、引越し段ボール10〜15個と折り畳み自転車ぐらいですが、それでも1畳。わりと少なめかなと。
ただ、ほとんどの人が一人暮らしで家具家電を持っているでしょうから、もし、実家に預けたり、売ったり譲ったりすることなく、帰国後のことを考えてキープするとなると2畳〜3畳は必要になります。
そうなるとトランクルームの費用は倍以上になります。
可能な限り、まだ使えるもので売れるならフリマアプリで売っちゃいましょう。
コンビニでダンボールを1つ2,000円くらいで個別に送るのも考えました。一気に10個以上なんて受け付けてもらえないでしょうが、2つ3つを繰り返すのは物理的にはいけます。が、それも少し手間ですね。
それなら、引越し業者に任せて実家へ送った方が安上がりかもしれません。
僕は幸い仲良くさせてもらっている方のお家のスペースに預けることができました。
これにはとても感謝です。
自宅付近のトランクルームが満室で、パデルやってる都内の方のおうちに自分の荷物を1年置かせてもらうことになった。
感謝。🙇🏻♂️🙇🏻♂️🙇🏻♂️家具家電はなく1畳分しか荷物ないけど、首都圏に実家がない人にとってはすんごい嬉しい!!
— あき@スペイン語中毒 (@akiniponea) July 2, 2021
歯医者に行っておく
スペイン在住の友人から聞いてハッとなったのが歯科検診です。
海外では高額だったり、保険適用外ということもありますので、日本語で通じる検診はしておくべきと再確認しました。
スペイン在住の人に日本でやっておいた方がいいことを聞いたらそのうちの一つが「歯医者に行く」ことだったので検診へ。
歯医者の先生に聞くと、理想は虫歯治療の際の期間を考慮して渡航の半年前から検診した方がいいみたい。
僕は虫歯があって渡航まで1ヶ月ちょいなので急ピッチで治療ですw
— あき@スペイン語中毒 (@akiniponea) June 24, 2021
僕は急ピッチで虫歯の治療をしてもらうために出国前の1ヶ月は週2で歯医者に通っていました。
ギリギリまで会社員のようなフルワークをしていて、パッと辞めていく方は有給期間がまるまる1ヶ月とれるならいいですが、
時間があまりない方は半年前から少しずつ通うほうが無理のないスケジュールで治療できます。
人によって歯の状態は異なるので早めの診断が吉です。(今回の歯科検診で痛感しました。。。)
歯医者だけでなく、他に気になる箇所がある方は事前の検診をおすすめします。
(整形外科や眼科、定期健康診断など)
名刺を補充、新規作成しておく
留学メインの方は特に不要ですが、リモートで組織や個人で仕事をしていている方はあった方がいいかなと。
名刺は念のためと補充と新規に作成しておきました。
現地で急に作ろうと思っても、思ったよりしっくりこないデザインやら紙質になったら嫌なので。
もし余ったら日本で仕事するときに使うだけですから、損ではないですね。
Canvaで作って、ラクスルで印刷すると200枚でも1,000円ちょいで作れるのでおすすめです。
【超簡単!】ラクスルとCanvaでできるオリジナル名刺の作り方(ブロガー名刺編)
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スマホアプリ、利用サービスの住所変更
これかなり大事です。
不在の間、住んでいたところに荷物が届いたりしないよう、また、海外にいるときに日本に荷物を送ろ!っとなったとき、よくあります。
実家の住所にササっと変更しておきましょう。
AMAZONや楽天からフリマアプリ、カード会社情報と漏れがないように。
僕は、普段からiPhoneのメモ機能をよく使うのですが、食事中だろうと筋トレ中だろうと、思い立ったり、思い出したりしたらすぐに入力して漏れを防いでいました。
余談ですが、何かアイデアや考えが浮かんだりしたときもすぐに書き留めたり、入力する環境を作っておくのはおすすめです。
また同じ思考に辿り着くまでにかなりエネルギーを費やすかもしれませんし、もしかしたら、そのときを逃したら、頭に浮かんでこないかもしれません。
滞在先の家
自分が滞在する街が決まっているなら、Badi(バディ)やidealista(イデアリスタ)のルームシェア、スペインでは通称”ピソ”探しのアプリで見つけることができすし、街の相場感がつかめます。
どちらにも言えることですが、何人暮らしになって、現在何人住んでいるのか、最低入居期間はどのくらいかは最低でも把握しておかないとトラブルになりかねません。
個室にちゃんとカギがついてあるかどうかもオーナーに問い合わせるなり、確認したいです。
盗難とか怖いですからね、日本人同士ならまだしも、多国籍のシェアだと過ごし方も変わってきますし、気を遣います。
Badi(バディ)
アプリは見やすくて使いやすいです。投稿者の画像もそれなりに画質の高い写真を上げていて、最後までBadiの家と比較していました。
Badi
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idealista(イデアリスタ)
Badiに比べるとアプリの見やすさが少し劣りますが、現地のルームシェアを探すのに比較検討できる候補があります。
idealista
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Airbnb
最初から長期で契約できていれば使うことはないですが、初月1ヶ月はエアビーで住処を確保してそこから現地の友達の口コミを含めてピソを探す人が多いです。
エアビーでも検索条件を変えれば、マンスリーで貸している物件は出てくるので1ヶ月住んでみて居心地が良ければ、そのままオーナーと交渉して継続することもできます。
また1ヶ月以上として部屋を貸しているホストも都市によっては多いので大いに検討できると思います。
Airbnb
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ここでおさえておきたいのが、デポジット(入居前の一時金、退去時に返却してくれるが万が一破損などがあった場合はその金額から引かれる)が必要かどうか、光熱費はwifiも含めて全て込みなのかは重要です。
ただ、エアビーの場合は退去時の清掃費用も契約時に含まれるので定期清掃では取れない汚れや破損の場合、デポジットから引かれるのか、別途オーナーから請求されるのかは確認しておければ安心です。
また清掃料の設定もホストごとに異なるので宿泊費に加えてどの程度かかるのかは予約確定前に内訳を確認しておいた方がいいです。
また、Badi(バディ)やidealista(イデアリスタ)と同様に、自分が契約する前に同居人が何人いるのか、今後MAX何人と生活する可能性があるのか、部屋のホストも同居しているのか否かも確認したいところです。
ましてやコロナ禍ですし、極力、人との接触は減らしたくなります。
スペインで長期滞在した知り合いからちらほら聞くのが、急にオーナーの個人的な都合やリフォームなどによって、すぐ部屋を空けてくれない?と事前案内もなく言われることがあります。
日本ではなかなかないケースですが、万が一、急に退去を命じられた場合の次の候補も頭の片隅にあるといざというときの行動が早いです。
有意義な滞在ができれば嬉しいです!
では!!
「国税庁のHPの申告画面に行っても昨年度のフォーマットになっており、今年度分が作れないです。」