初めてのスペイン語通訳で感じたこと。

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どうも、あき(@lyonxyloto)です。

今回とうとう生まれて初めてスペイン語通訳をする機会に恵まれました。

第二言語を学んでいる自分にとって通訳者という職種、仕事には少なからず興味がありました。
初めてやってみた体験談を綴ってみます。

前職からの依頼

僕は今年の9月末で新卒から4年半在籍した商社系物流会社を退職。退職した理由はこちらでは割愛するが、10月からフリーランスとして活動を始めた。

現在、都内在住のスペイン人とともにスペイン語圏の訪日旅行者のツアーコーディネート、アテンドをしているのだけれど、急遽、国内の自動車関連企業でメキシコ人の研修通訳を二週間やってくれないか、と前職のメキシコ会社の同僚から直接連絡をもらった。

大学時代にスペイン語を学んでいたこともあって、前職では入社2年目から4年目までメキシコで仕事する機会を得たので、現地の日系企業を中心に営業と設備機械の据付業務でスペイン語を使っていた。

その絡みもあってかいきなり、退職後一ヶ月目に国内の工場でスペイン語通訳の依頼のを受けた。

しかし、この件は一度、「延期」ということで一旦なくなったのだが一週間後に「一週間いけないか」と再度打診を受けたのである。
実際は延期になんかなっておらず、ほかの通訳者が担当していたが、どうやら体調不良で代わりの通訳者が至急必要となったのだった。

「三日前にどう?」って来たわけだが、人に振っている時間もないと思ったので、悩まずすぐに自分で「やります!」と連絡。

現状、僕のスペイン語資格はスペイン語検定4級とDELE B1しか持っていない。メキシコの日系企業の通訳の募集ではB2以上となっているところがほとんどなので、それに比べたら自分は資格上、見劣りする。

ただ、自分の語学力を正直に伝えた上で「それでも問題なければやらせてください。」と伝えたところ、すぐにOKが出て急遽、一週間通訳に入ることとなった。

日本語??何言ってんの!?

実際のところ、見切り発車で「やります!」と言ったわけだが、本当にできるのかどうか不安なところもありつつ、一方で「まあできなくて失敗したら失敗やな」とさっぱりしていた。どっちに転んでも良い経験になると思ったので「とりあえずやってみる」しかないと。

二日前には、研修先で担当するであろう機械のリンクを送られてきたので、その機械に関係しそうな製造単語はできるだけ調べて、スペイン語での言い方もある程度抑えておいた。

正直言って機械のホームページのリンクを見たところでメーカーで仕事したことのない自分にはわかるわけもない。(笑)
それでもYoutubeの動画を見て該当する機械の動きはなんとなく見ておいた。

開始日の前日にはすでに一週間勤務しているもう一人の通訳の女性から月曜以降の待ち合わせに関して電話をもらう予定だったのだが、まさかの電話が来ないという事態が起きたため、当日は直接受け入れ先である工場担当者の元へ行くことにした。

通訳の仕事に入る前は仕事を辞めてからは決めた時間に起きることができていなくて、まず、朝起きられるのかビクビクしていた。
だが、自分でも思うけど、プレッシャーがかかったときは100パーセント起きれる。当日も6時に起床できた。

メーカー工場の事務館に入ると、担当者が待ってくれていたので迷うことなくすぐ合流することができた。感謝。

実際、僕は、通訳者の交代で入ったわけだが、途中から通訳に参加したことで、初日の通訳から日本語でも何言ってんの!?って言うぐらい、工場の部署の特有の言葉がたくさん存在した。

せめて二週間の通訳の初日から参加していれば、メキシコ人研修生と同様に座学から知識をインプットすることができたはずだが、途中から参加したことで、すでにメキシコ人は座学で学んだ技術の実践に入るところだったので、専門用語をスペイン語で伝えることはかなり苦労した。

それに今回、メキシコ人に教える担当者の話がほんとに長い。。。通訳者に対する配慮がまったくないと言うか、言いたいことをバッーーーと伝えてくる。
内心「おいおい、おれ、メーカー勤務者じゃないぞ、同僚に話す感覚で進めないでくれよ、、」と何度も思った。

初めての通訳の担当者の話がかなり長いのである。

だから、どこで、メキシコ人に訳していくか、話す内容の理解もそうだけど、通訳していくタイミングついても考えさせられた。

今回の案件ですでに通訳として入っていた通訳者の方は、「もうそこは担当者の話に割り込んで訳して言った方が良い、私もそうしている」と意見をもらえた。

5分も話されても5分も話せない。。

メモを取ることは大事!!

水曜に担当の工長さん(担当部署の上司)に研修生のメキシコ人ともに大さん橋と横浜のランドマークタワーに連れて行ってもらったおかけで数人の社員の人とはだいぶ仲良くなれた。前職のときは飲み会を嫌ってほとんど社員同士の集まりには顔だしていなかったけれど、こういうほかの会社の人たちと過ごすのは新鮮でいろんな発見がある。

知らない人と話すことはかなり好きなので個人的にはすごく楽しめた。

僕が通訳をするメキシコ人は50歳にもなるメーカー勤続31年の大ベテラン。彼の息子と自分の年が近く、僕にとっては彼はちょっとお父さん的な感じ。

彼は研修分野の基礎知識はある程度もっていて、僕のつたないスペイン語でもうなずいて理解してくれてたから非常に助かった。

日本語でも何言ってんの!?

受け入れ担当者からは「3日ほどで慣れてくる」と言われたんだけど、まさにそのとおりで後半は職場の雰囲気にも慣れた。

正直言って製造分野でもエンジンや塗装、溶接など分野が異なれば、そのチームで話される用語もまったく別物でその現場に従事している人にしか理解できない用語ばかりが飛び交っていた。

例えば、円筒研削という用語一つでも円筒研削(えんとうけんさく)とは現場で言わない。

”まるけん”と言うのだ。丸く削ることからきているのだろう。
何度も「まるけん、まるけん」って言われても意味がわからないのは明白である。
確かに毎回、「円筒研削(えんとうけんさく)してください」なんて名前が長いし、工夫するよね。

こう言う現場作業員の間で簡略化されたり、認識しやすくされた言葉がたくさんあって、非常にスペイン語訳に苦しんだ。

しかし、3日も経つとそんな現場用語もすぐわかるようになってきて、通訳もスムーズになってきた。

1日のタイムスケジュール

この週はホテルを手配していただいたのでだいぶ助かった。
工場勤務のルーティンでほんと早起きが習慣化された。

工場通訳🏭
06:15 起床
06:30-07:00 朝食
7:20-7:45 通勤
8:00-10:30 仕事
10:30-10:40 休憩
10:40-12:30 仕事
12:30-13:30 ランチ
13:30-15:30 仕事
15:30-15:40 休憩
15:40-17:00 仕事

工場通訳の良いところは休憩やランチ休憩のときには構内にチャイムが流れるので「休憩しなさい!」感がすごく伝わる。

前職の時はオフィスワークが主体だったので午前、午後の小休憩はないし、ランチもチャイムなどなかったのでみんな自分のタイミングで出て行っていた。仕事が立て込んでいるとコンビニでご飯を買って、すぐオフィスへ戻って仕事をしていたので、工場と働き方も全然違う。

今回のところではランチの時間はみんな休むのが徹底されているし、おそらく返上して仕事でもしようものなら、注意されるだろう。

あと残業はほとんどなかったのが嬉しかった。
というのもメキシコから来ているメキシコ人研修生には工場の通常勤務の間で知識や技能を習得してもらうことが前提となっていたため、
17時になれば、よほどキリは悪くない限り、退勤することができた。

メキシコ人がたとえ1分でも残業が嫌いだということを自身のメキシコ駐在で学んでいたので、17時が近づくと、時計を確認したくなる彼らの気持ちがすごくわかるのが少し面白かった。

手をあげたもん勝ち

通訳の一週間なんてほんとあっという間だ。慣れたころには現場を去る。
僕にとってはこのくらいのドライさが性に合っていると思う。同じところで何年もできないからちょうど良い。

正直、「僕はまだ、スペイン語が下手なので、、、」とか「もう少し勉強してからやらせてください」とか言ってたらいつまで経っても仕事を受けられないと引き受けてみて思った。

実際、手をあげたもんがちな訳で、後から辻褄を合わせていく方が、自分も成長できる。
誰かの本で読んだけど、60パーセントできそう!と思えば、やってみる。

失敗したら、そっから修正すればいい。

非常に学び甲斐のある経験だった。
依頼してくれた方、前職のみなさんには大変感謝したい。

では!

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ABOUTこの記事をかいた人

aki

ブログ「ワクワク-WacWac-」を運営。 常にワクワクを求めて。 スペイン語圏を行ったり来たりしています。 高校サッカー時代に過ごした部活から プロ選手が誕生したのを機に海外に興味が出る。 大学時代にスペイン語とバックパッカーにハマり、 訪れた国は32か国。 オセアニア、中央アジア、中欧、西欧、南米を周遊。 メキシコ駐在経験やスペイン滞在、スペイン語情報を中心に発信しています。