Hola!あき(@lyonxyloto)です。
メキシコ、イラプアトの暮らしを振り返って、現地の住宅事情をシェアしようと思います。
暮らしてみてわかったことがたくさんあります。
メキシカンライフを有意義に送るために、気をつけておきたいことをまとめました。
なお、今回の記事はパッカータイプではなく、
駐在員のような半定住タイプの暮らしになります。
自分の1年半の暮らしを例に物件を探すときの注意点や
光熱費の対応について書きました。
メキシカンライフ
5月終わり頃から10月終わりまでは雨季。
11月から5月中旬までは乾季となります。
メキシコの夏は5月です!
雨季に入る前が一番気温が上がります。暑い。。ほんと。
5月を過ぎれば雨季に入るので6~8月と日本が暑くなる頃は
メキシコは涼しくなります。朝が特に寒いです。
4月、5月はかなり蚊が出ます!日本の蚊よりもしぶとく、数も多いので注意。
網戸にして寝ようとしても日本と違ってドアと隙間があって
網戸でも蚊が入ってくる。。。(物件によるかも)
ペープ類や、液体カートリッジ、蚊取り線香はメキシコでも買えます。
メキシコの蚊取り線香は喉に悪いというウワサを聞いたので
僕は液体カートリッジを使用していました。
蚊取り線香が必要なら日本から持参しましょう。
年中通して日中は日差しが強い=気温が上がりやすい。
11月12月でも日中は半袖で十分なときもあります。
気温差が激しく、1日で気温が20度前後することは少なくありません。
・はおりものは必須。(シャツやカーディガン、パーカー類)
・ダウンジャケットやマフラー、ブーツは不要。
ぶっちゃけ服は現地調達でなんとかなります。
メキシコにあるアパレルブランドでいえば、ZARA、Bershkaをはじめとしたブランドや
H&M、C&A、OLD NAVYもあります。
ただ、なかには日本人の体型には合いにくい商品もあるので
ユニクロやGU、無印良品で揃えておいてもいいでしょう。
メキシコ駐在を終えて、持っていった方がいいものをまとめました。シェアします。
https://bit.ly/2M5jeTH
赴任の参考になれば幸いです。
物件を選ぶ前に
物件を決める際は、大きく分けて家具付き(con amueblado)か
家具なし(sin amueblado)に分かれます。
メキシコの家具は日本に比べて割高なので5年以上住まない人は家具なしで十分です。
家具なしの家に住んで、家具を新調するより、
家具つきの家賃を払い続ける方が断然おトクだからです。
家賃相場はイラプアトの住宅地区の24時間警備付きなら13,000ペソ〜25,000ペソ(約8万〜15万ぐらい)です。
2LDK〜4LDKとめちゃくちゃ広いです。
きれいさを捨ててただ安さを求るなら5,000ペソ〜(約3万〜)1LDK〜もあります。
しかし、安いと警備がなかったり、建物の老朽化から治安的に危ないので
命を守るなら家賃が少し高めでも惜しまないことです。
物件を決めるには
まず、
①治安上問題のないエリアかどうか、
②家賃は適正か、
を選ぶようにしましょう。
②を先に見つけてもその物件が治安の悪いところなら危ないからです。
住宅地区を出たコンビニや道路で車上荒らしや強盗の被害にあう可能性も否定できないです。
ソファー、ダイニングテーブル、ベッドはついているのですぐに入居可能なところが多いです。
食器類や冷蔵庫や電子レンジは大家さんから譲ってくれたり、買わないといけなかったりするので
事前に見ておきたいところです。
必ずシャワーの水量が適量かどうか確認しておきましょう。
僕の家は水量が物足りなく、もっときちんと物件を見ておけばよかったと反省してます。
ここを怠ると毎日の生活がかなりしんどくなる。
湯船がほとんどないメキシコにとってシャワーの水量は死活問題です。
冷蔵庫も付いていたり、なかったりするので冷蔵庫は特に要チェックです!
最低でも扇風機はマストバイです。
500〜1,000ペソ(3,000-5,000円)ほどで買えます。
日本より質が悪く、値段が高いけれど無いよりはあった方がマシです!
あと虫対策は絶対必要です。
ゴキブリ、クモ、コオロギあたりはどこの家庭でも出てきます。
同じ団地の駐在員の先輩宅ではサソリが出たとも聞きました。
(渡航前にテンション下がった人はスイマセン。)
撃退スプレーは一家に1つはほしいところ。
50ペソほどで買えて、いろんな虫を速攻撃退できます。
また、セキュリティも気を付けたいところ。
24時間警備員がいる住宅地区か、玄関は2重ロックできるか、裏口は侵入されにくいか、防犯設備には慎重になるべきです。
参考までに僕の旧自宅を紹介します。
イラプアト北部のサンアントニオ・デ・アヤラ(San Antonio de Ayala)という住宅地区に約1年半住んでいました。
期間は2016年11月〜2018年3月です。
・一軒家の賃貸もしくは購入型もある
・緑豊か。敷地内の木々や芝生(個人の住宅以外)は定期的にメンテナンスされている
・敷地のまわりは3m級の塀で囲まれており、外部からの侵入がない。
間取りは3LDKで築3年ほど。
家賃は15,000ペソ(約9万円)。
一人で暮らすには十分すぎましたが、身の安全を考えての判断をしました。
緑も多く、かなり広いので散歩やランニングをしている人もよくいます。
僕の場合、光熱費は別でした。
冷蔵庫は付いていませんでしたが、大家さんが新品の冷蔵庫をタダでつけてくれました。
キッチンも広いです。
電子レンジや食器、コップ、ナイフ、フォーク、スプーンは大家さんから借りることができたので
すぐに生活が始められたのはよかったです。
リビングは玄関を開けたらいきなりドン!!って感じで
玄関というものはありませんでした。
家具つきなのでソファ、ダイニングテーブル、ダイニングチェア全部ついてます。
トイレは1階と2階に一つずつありました。
シャワーは唯一ここがネックでした。
水量が弱く、もの足りなさがありました。
2階に部屋が3つありました。
ベランダはありましたが、あってもなくてもどっちでもいいです。
メキシコの一軒家では日本のように2階に洗濯を干す習慣がありません。
(たぶん、衣類を盗む人がいるからだと思います。)
なので裏庭とか自宅内の塀で覆われた日当たりの良いところで洗濯を干しています。
ですが、lavanderia(ラバンデリア)洗濯屋が街にいくつかあるのでそこに毎週衣類を預けていました。
lavanderia(ラバンデリア)は洗濯屋ですが、頼めばアイロンがけもをしてくれます。
Blanchisserie(ブランチスセリエ)という
Liverpool(リベルプール)の裏にある洗濯屋をよく利用していました。
Google mapにピンが立っていませんがスーパーひまわりのすぐとなりになります。
場所によっては金額は前後しますが、
僕が預けていたBlanchisserie(ブランチスセリエ)は
3kgまで50ペソ(約300円)と安かったので
パンツすらたたんだことはありません。
ワイシャツは1枚10ペソ(約60円)!
いちいち電気屋でアイロンを買うのはもったいないので
全部預けた方がいいです!
かなり助かっていました。
Lava Express(ラバ エクスプレス)
Cibeles(シベレス)ショッピングモールから少し北に行ったところもおすすめです。
交通量が多い道路に路駐せざるを得ないですが、
すごく丁寧に洗濯、アイロンがけをしてくれます。
3kgで60ペソ〜80ペソ(約360円〜480円)ほどです。
アイロンも10ペソ〜20ペソ(約60ペソ〜120円)ほどです。
家賃
大家さんの銀行口座へ振り込んで支払うことが多いです。
僕の場合は自分はHSBCの口座を持っていましたが、大家さんの口座はBBVAだったので
毎回、BBVAの窓口まで行って振り込み手続きをしていました。
そして、支払証明のためにその受領書の写メをWhatsappで大家さんに連絡していました。
BBVAの店内の機械でもできたようなんですが、誤処理に怖がっていました。
(何かとメキシコでは信用できないことが多いので。。。)
HSBCのインターネットバンキングも試したことがあるのですが、
煩雑なログインが多く、スムーズに進むことができなかったので辞めました。
インターネットバンキングでの支払いに問題ない人は困ることはありませんが、
不安な人は窓口での支払いをおすすめします。
アナログな支払いは時間がかかるので好きではないのですが、
不慣れな国、街では確実な方法をおすすめます。
平日の朝に銀行に行けば混雑は避けられます。
ガス
基本的にプリペイド式です。
一定金額のガスを購入し、ガス業者が自宅のタンクにガスを補充してくれます。
デメリットとして、いつなくなるのか具体的にわからないんです。
ガスコンロやシャワーのお湯の蛇口を回してみて、
ガスが出なかったり、お湯がでなければ、ガスが切れたということになります。
わあ!今日シャワーのお湯出ないやん!!っていうときがちょくちょく起こります。(涙目)
無くなった後はガス会社に電話し、補充日を決めます。
イラプアトならNoel(ノエル)か
Gas Express(ガス エクスプレス)ですね。
単身者だと仕事の合間を縫って補充しなくてはなりません。
土曜日は9時〜18時で営業していますが、日曜日はお休みです。
駐在員で土曜日も仕事だと途中で無理して仕事を抜けるとかしないと
いつまでたってもずっと水風呂状態が続きます。。。
ちなみに僕の家ではガスの給湯器もひと昔前のようでガスの点火は手動でした。
この給湯器のタイプも少なくないです。
左の赤いつまみを調節ながら、チャッカマンで給湯器内の着火部分に火を灯します。
これがなかなか習得できず、何度も大家さんを呼んでは説明してもらっていました。
今思えば、初回時に動画でも撮っておけば、
わざわざ呼ぶまで”待つ”必要もなかったなと思います。
水道料金
毎月払込用紙が自宅の玄関扉の下に送られてきます。
(ポストがある自宅はポストに投函されます。)
自宅でほとんど料理をせず、シャワーしか利用していない僕は毎月250ペソ(約1,500円)ほどでした。
ちなみにこのときは支払い日を過ぎてしまい、延滞金として+200ペソ(約1,200円)取られるハメに。。
日本に比べて最低基本料金が高いと感じます。
芝生
芝生付きの自宅なら、適宜水やりをしないと芝生が枯れてしまいます。
僕は自宅を退去するときに、駐車場の芝生を枯らしてしまったために、
芝生の植替え費用(スペイン語ではreemplazar pasto)と剪定料金900ペソ(約5,400円)を取られることになりました。
水やりがなかなかできないという人はスプリンクラーを設置するか、
芝生のある物件は控えましょう。
電気
基本的にはCFEという電力会社からの払込用紙をコンビニ(OOXO等)または銀行で支払います。
2か月に一度請求がくるため、2か月ごとの支払いになります。
一人暮らしで日中外出していた僕は2か月で50~70ペソ(約300~420円)でした。
安い。
郷に従うしかない
家賃、ガス、電気の支払は日本に比べれば、かなりアナログな対応になります。
夫が駐在員で奥さんとともに暮らしている人なら奥さんに日中に払い込みに行ってもらっていることが多いです。
独身一人暮らしだとすべて家賃や公共料金の支払いやガスの補充、芝生のメンテナスにすべて対応しなくていけないのすき隙間時間を作って対応しましょう。
払込用紙も玄関の下のすき間に投げ入れてくれる人ならいいんですが、
まれに自宅前の階段や敷地に置かれる場合もあり、用紙が風で投げ飛ばされて
電気が止まってしまった、という話も聞いたことがあるので注意が必要です。
東京で月額8万~9万円(約13,000ペソ~15,000ペソ)くらいの家賃負担なら
メキシコにイラプアト、レオンあたりなら2LDKや3LDKに住むことができます。
光熱費も一人暮らしなら電気、水、ガスでも総額月2,000円くらいにおさまります。
メキシコ暮らしは日本に比べ固定費をかなり安くすませられるのは魅力ですね。
以上の通り、メキシコではカジノに行かない限り、ほとんど大金を使うことがありません。(これほんと!)
ただメキシコシティでの生活は例外です。
高級ブティックやファッションブランドはありますし、レストランやバーも星の数ほどあります。
月20万以上の収入をもらっていれば、
メキシコ人の中では即戦力クラスの社員に相当する金額なので
一気にメキシコで富裕層地区に住むことができてしまいます。
物件によっては光熱費やwifi込みの物件もあります。
特に一人暮らしは込みをおすすめします。
実際、富裕層地区でないと住宅地区(コロニアル)に24時間警備がないので
警備のない地区はおすすめできません。
警備はいらない、ボロ家でとにかく安ければいいのならいくらでも家を見つけられますが、
日本人の感覚としては無理だと思います。
サン アントニオ デ アヤラはとても静かで暮らしやすかったです。
家族を呼び寄せて派手にパーティをやる家庭が多いですが、
そこはメキシコ人なので寛容になるべきだと思います。
旅行に出かけるときはイラプアト中心部のバスターミナルやレオン空港にいくために
UBERを配車していましたが、自宅の住宅地区の中にあるため、
エントランスをとってからたまに道に迷うUBERドライバーもいて、
スペイン語でよく自宅の場所の説明をするのには苦労しました。
駐在で来ると日本に比べれば、家賃も安いのでかなり大きい家に住めます。
これからイラプアトやレオン近辺に住み始める人の参考になれば幸いです!!