Hola!
あき(@lyonxyloto)です。
メキシコに滞在して1年が経過しました。
この国で日々、生活する上で欠かせないスペイン語。
僕は学び始めてから6年目になるんですが、一度も嫌と思ったことはなくて
なんだかんだ接し続けられています。
スペイン語の魅力はなんなのか?改めて考えてみました。
この記事の目次
スペイン語の魅力とは!?
僕は勉強という感覚をハナから持っていません。
あくまで「言語に触れる」という感覚で接しています。
なぜかというと「勉強」という言葉のイメージは
机に向かって参考書を開いてペンを握る行為を想像してしまうからです。
僕は勉強ができた方ではありません。
中学、高校も学年の真ん中あたりでした。
可もなく不可もなくといったところ。
サッカーしかやってきていないし、あんまり勉強が好きではないのです。
なのでモチベーションが下がらないイメージを持ちながらスペイン語に向き合っています。
僕が改めて考えてみたスペイン語の魅力は以下の通りです。
・発音が難しくない
・スラング
・ラテン人は人が優しい
・サッカーがつながりを作ってくれる
・スペイン語を話せることで希少価値のある人間になれる
言語を使用できる国が多い
まさに大学のときに学び始める決め手となったのはこの理由。
便利だから。
大学の先輩からいろんな国で使えると聞いて南米西海岸沿いを縦断してみてたしかに通じました。
コロンビア、エクアドル、ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチン。
スペイン語を知っていたおかげですごい旅がラクでした。
今から戦争でも起きてスペイン語圏の国がどこかの国に侵略されない限り、この魅力は一生失われないかと。
BBCの2017年1月の記事だと世界には5億6,700万人もスペイン語を話す人がいます。
出典:BBC Mundo – ¿En qué países se habla español fuera de España y América Latina?
この図からは日本やロシア、インドなんかも入っていて信じられないんですが数値でみるとわずかにこれらの国にはスペイン語を話す人がいます。
日本では10万8,000人(総人口の0.1%)もいます。
ロシアは3,000人(0.002%)、インドでは1,000人(0,0001%)
ゼロではないんです。びっくり。
出典:BBC Mundo – ¿En qué países se habla español fuera de España y América Latina?
スペイン語を母国語として扱う国に絞っても4億7,200万人もネイティブがいます。
スペイン語ネイティブの国は赤色ですね。
出典:¿En qué países se habla español de manera oficial?
インターネットで使用される言語の中でもスペイン語は3番目に位置しています。
出典:BBC Mundo – ¿En qué países se habla español fuera de España y América Latina?
たしかに中国語は話者人口ではスペイン語より上ですが、さまざまな国でスペイン語が公用語として使用されていることを考慮すれば
英語に次ぐ2番目の国際言語に他なりません。
発音が難しくない
これが僕が一番スペイン語に触れ続けられる理由です。
難しかったら、挫折してしまいます。
カタカナ英語を話す感覚で発音していけばほぼ伝わります。ちょっとネックなのは「rr」の「る」の巻き舌ぐらいでしょうか。
僕は小さい頃から舌を巻けたんで幸い苦労していませんが、やり方はNAVERまとめを参照ください。
昔、流行ったドラマ「野ブタをプロデュース。」の主題歌「青春アミーゴ」をご存知でしょうか?
「アミーゴ」はamigo(友達)という意味ですが、カタカナの「アミーゴ」で普通にネイティブに通じます。
基本的にアルファベットを見たままに発音するだけで伝わります。
例えば、comida(昼食)<コミダ>、
diccionario(辞書)<ディクシオナリオ>
español(スペイン語、スペイン人(の))<エスパニョール>
発音に困る単語はほぼありません。
スラング
スラングを知っているだけで相手との距離は一気に縮まります。
連発すればすぐさま笑いが起こり、「なんで知ってんの!?」「どこでそれ学んだの!?」ともう引っ張りだこです。
最初なんてスペイン語が全然わからなくてもスラングだけでも大いに会話で活躍してくれます。
ラテン人は優しい
これはスペインや南米縦断、いまのメキシコでの生活から感じることです。
あたたかい。
初対面の日本人と知り合うより、スペイン語圏の人と知り合う方が、距離感が近く、すぐに仲良くなれます。
陽気で明るく、笑顔を絶やさないんですよね。
一緒にいて楽しく過ごせます。
冷たい人といてもまた話したいとはなかなか思わないですよね。
あたたかい人とはいつまでいても居心地のいいものです。
サッカーがつながりを作ってくれる
スペイン語圏はほんとにサッカーが盛ん。
これは本田圭佑選手が所属するパチューカが僕の住む隣街レオンと対決する試合だったんですが、
レオン側のスタンドにいるとレオンの選手がゴールを決めれば、知らないメキシコ人とすぐハイタッチします。
こういう見ず知らずの人とでもただ「サッカーが好き」なだけですぐに仲良くなれます。
サッカー好きなら一気に知り合いが増え、現地の関係を増やせる、サッカー好きは同時にスペイン語圏では有利です。
しかし、サッカーが好きなだけでバルのお客さんと仲良くなれたり、サッカーチームに入るきっかけを掴んでチームのメンバーと仲良くなることができます。
僕はスペイン留学のときはサラゴサ大学のサッカーサークルに飛び込んで現地のスペイン人と仲良くなったり、
今のメキシコではレストランでサッカーのユニフォームを着た若い兄ちゃんに話しかけて
「サッカーやってんならチームにおれも入れてくれないか?」と言ってコミュニティに入りました。
コミュニティに属することができれば、そこから週末のイベントに参加したり、他のサッカーチームに入れてもらえたりとさらに人脈が広がるわけですから当然、会話力も増します。
スペイン語を話せることで希少価値のある人間になれる
そもそも日本人で英語以外の言語(第二言語)を話せる人はそんなに多くありません。
大学の時に必修科目だからちょっとかじったという人は見かけますがもうすでに忘れてしまっていたり、挨拶程度の人がほとんどです。
2018年4月から小学校で英語教育の義務化が始まりますし、もはや英語を話せる日本人は星の数ほどいます。
僕らのお父さん世代(団塊世代)では英語が話せることでチヤホヤされたかもしれませんが
もう英語は知ってて、話せて当たり前という時代です。
(中学の英語の教科書でなんとかなります。)
しかし、スペイン語を話せる人がいたらその価値はグッと高まりますよね。
これは第二言語全般に言えることです。
教育改革活動で有名な藤原和博さんが書いた『必ず食える1%の人になる方法』という本が参考になります。
藤原さんは「100万分の1のレア人材になろう」とすすめます。
しかし、1つのことで100万分の1を目指すのではありません。
3つ掛け合わせるのです。
100分の1 x 3 =100万分の1 となる。
だからスペイン語の日常会話でも不自由ないくらい話せれば100分の1の価値にはなれます。
つまり希少価値のある人間のできあがりです。
あとは自分が好きな2つのことで100分の1を目指せばあなたはスーパースター。
スペイン語や第二言語を学び始めても損はないと思います。
英語が話せるようになったらスペイン語も勉強しますっていう学生の意見をちらほら耳にしたことがあるんですが、「それっていつ?」っていう話です。
興味ある人なら今すぐやればいいと思いますし、
尖ったっていいじゃないかと思うのです。